癒しの海、山

　我が常宿であるポイントバケーション富士忍野のだらだら坂道おりて程ないところに桂川は流れている
清流のせせらぎを聞きながら名峰富士を頂く。多分ご当地を除いて最高のロケーションは他の場所で見つけることはできないだろうなあ・・・・・
　静寂の中をジャンボのニジマスが飛び跳ねる。
　目に染みる若葉の彩の中に鶯がさえずる。
　ああ、これが鶯の谷渡りかあ・・・・・と納得。
　昨日までの天気予報は雨だったが快晴だあ。天気男が大きく胸を広げて深呼吸する。
　生きてるって素晴らしい。正に、素晴らしい自然環境に命が洗われているって感じ。

実感だあ！

　川岸の雑木林をかき分けて、川面を覗き込むと、フライフイッシングの釣り人に遭遇する。
愚輩自身の釣り魂が頭をもたげる。道具の準備のないことを悔いる。
　「よし！自慢の竿を出すぞお！」次回のチャレンジを誓う。

　　少しばかり、南に足を運ぶと、忍野八海に辿り着いた。
　忍野八海は世界遺産の中でも絶景の原風景の一つである。
　
　　夢心地のロケーションにたたずんでいる自分が自分でないような思いになる。
　　映画の「銀幕」の中にいるような錯覚に陥る瞬間でもある。